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縄文土器展で思いを馳せた「縄文人と音」の関係

  • 執筆者の写真: 岸本祐治
    岸本祐治
  • 2018年8月26日
  • 読了時間: 3分

8月23日(木)に東京国立博物館の縄文土器展へ行ってきました。気になる展示会は出来るだけ時間をやりくりして行くようにしていますが、今回も9月2日の終了間際になんとか時間を作って行ってまいりました。平日とはいえ夏休み中ということでとても混雑しており、ど近眼の私は説明用の掲示板の文字が良く見えず、最前列が空くまで待ってから次の作品へ進むためかなりの時間を要しました。全部見終わるのに2時間近くかかりましたが、縄文土器を鑑賞しながら古代の縄文の人々に想いをはせ、心身へのエネルギー注入が完了! 仕事その他へのやる気が盛り上がってきました!

国宝6点が展示されていましたが、その中でも印象に残ったのは、かの有名な「縄文のビーナス」。1986年に八ヶ岳で発掘され、縄文土器の国宝第一号に指定されたもので、ふくよかでどっしりした下半身と丸みを帯びた体形から母性を敬うものなどと解説されていますが、今回印象的だったのは、写真などではあまり写されない頭頂部。帽子のようなものをかぶっている頭の上から縄文のビーナスをみると、ぐるぐるの渦巻き模様がきれいに刻まれており、サウンドヒーリングで頭頂に音叉の振動を入れたときに、音のエネルギーが渦を巻いて入ってくるときの感覚にそっくりでした。エジプト文明などの遺跡から音叉をたたくハンマーが彫刻された石板が発掘されているという話がありますが、日本の縄文時代の人々も何かしら音の重要性を認識し、活用していたのかもしれません。


縄文のビーナス

その晩、よくチェックしている滝沢泰平さんのブログをみると、縄文人がヒスイを装飾や祭祀に活用していたという記事がアップされていました。「そういえば、今日の縄文展でも綺麗なヒスイの首飾りが展示されていたな。」と思いながら読み進めると、日本最大のヒスイの産地は新潟県の糸魚川市ということ。糸魚川市にはここ2年ほど法事で訪れており、今年も10月に行く予定なので、時間が取れれば早めに行って紹介されていた地元の女神である奴奈川姫を祭った神社などを巡ってこようかと思います。滝沢さんのブログは、糸魚川市がヒスイの生産地として縄文時代の重要な拠点だった可能性を示唆するものでしたが、サウンドヒーリングスクールがある山梨県北杜市からも日本最古のヒスイが発掘されているという話も紹介されており、とても興味深く感じます。

ちなみに、糸魚川市の親戚の方々の話によれば、「ヒスイなんて昔はその辺の海岸にゴロゴロ転がってたよ。今も探せば見つかると思うよ。」ということですので、時間がある方は、海岸にあるヒスイの原石でマイヒスイを作ってみてもいいかもしれませんね。近くに行く機会があればの話ですが(笑


縄文土器展 東京国立博物館 2018年9月2日まで


 
 
 

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